前回、文章を書けるようになるためには「とにかく書く」ことだと言いました。とはいえ、何を書いたらいいのかわからないという向きも多いかとおもいます。そこで、これは一例ですが、「とにかく書く」ための方法をいくつか紹介します。
①テーマを決める
最初にやることはテーマを決めることです。学校に提出するわけでもなく、ましてやどこぞのコンクールに出すわけでもないのでどんなテーマでも構いません。好きなアニメやゲームでもかまいませんし、それこそ「学校の〇〇先生のここが嫌い!」とかでもいいのです。
②箇条書き
いきなり文章にするのが難しければ書きたいことを箇条書きにしてみましょう。たとえば、私はラーメンが好きなので「ラーメン」について書くとしましょう。
・今日は朝から3時間並んでラーメンを食べた
・今日食べたラーメンはスペシャルというやつで海産物をふんだんに使ったものだ
・いつも並んでいるからほかのお客さんと顔見知りになった
・あまりに待つものだから朝ご飯を食べながら並んでいたら店主に笑われた
・とてもおいしかったので並んだ甲斐があった
とまあ、こんな感じです。
③書き起こし・インタビュー
箇条書きでも文章を書くというだけで身構えてしまうというのであれば、誰かとそれについておしゃべりするのでも構いません。好きなテーマについて友達と話すのであればそんなに難しくないでしょう。これを録音しておいて、後でそれを聞きながらその通り書き起こします。自分の声を聴くのはすこし照れるな、ということであれば相手にインタビュアーになってもらい、その相手に文章にしてもらうというのでも構いません。
④ネタ探しに出かけてみる
机の上で考えていてもなかなか書く内容が思いつかなかったりします。そんな時は思い切って外に出てみましょう。公園に散歩しに行ったらきれいな花が咲いていたとか、住宅地にイノシシが現れておどろいたとか、ネタはいくらでも転がっています。
塾長 長谷川 有